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三大栄養素 |
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有機栄養素のうち「蛋白質」「脂肪」「炭水化物」を三大栄養素と呼びます。
・ 炭水化物~糖分から構成されます。
構成する糖の結合単位によりグルコース・フルクトースのような「単糖」、しょ糖や乳糖のような二糖、
でんぷん、グリコーゲンやセルロースのような多糖類に区分されます。
・ たんぱく(蛋白)質~アミノ酸が繋がる事をペプチド結合と言い、ペプチド結合が繋がった有機化合物が蛋白質
です。
・ 脂 肪 ~脂肪酸とグリセリンのエステルのうち、常温で固体のものを言います。油脂、中性脂肪。
脂肪は食事から取り入れる中性脂肪のままではエネルギーにならないので、必ず遊離脂肪酸に分解
されてから体内に取り込まれます。
栄養素には有機栄養素としては、これに「ビタミン」類、無機栄養素にはカルシウムや鉄分などミネラル分が加わります。
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エネルギー |
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三大栄養素(炭水化物、蛋白質、脂肪)を、
脂肪 9kcal/g、蛋白質と炭水化物は 4 kcal/g
として計算されたものです。
厚生労働省では5年おきに
「日本人の食事摂取基準」を策定し、
エネルギーや他の栄養素の取得目安を決めています。
<右は2010年、2015年版を近いうちに更新します>
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右 厚生労働省 資料 単位 Kcal
EER:1日の推定エネルギー必要量
(estimated energy requirement)
身体活動レベル
Ⅰ 低い(静的活動の多い人)
Ⅱ ふつう(座り作業での仕事の人等)
Ⅲ 高い(肉体労働の人等) |
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たんぱく(蛋白)質 |
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たんぱく質(蛋白質、タンパク質、protein)とは、約20種類存在する L-アミノ酸が鎖状に多数連結(ペプチド結合)してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつです。人体では重量比で約20%を占めています。(体内水分を除くと約50%) |
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右 厚生労働省 資料 単位 g
・EAR:推定平均必要量
(estimated average requirement)
・RDA:推奨量
(recommended dietary allowance)
・AI:目安量(adequate intake)
・UL:耐容上限量
(tolerable upper intake level) |
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炭水化物(糖質) |
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炭水化物(糖質)は、単糖を構成成分とする有機化合物の総称です。食品の成分割合で、表示上は食物繊維と分割して記載する場合があります。(食物繊維も糖質に含まれる) |
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脂肪(脂質) |
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脂肪は、脂を指します。
通常は、脂肪酸のグリセリンエステルの中性脂肪である事が一般的です。 |
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脂肪は最も高エネルギーな栄養素であり(1g当たり約9Kcal)、取りすぎると肥満の原因になりますが、必須の栄養分ですので、ある程度は取らないと、体に影響を及ぼします。
極端に摂取しなかった場合、脂肪性ビタミンの吸収を妨げる事になります。
* 脂肪性ビタミンは脂質と共に吸収される
* たんぱく質、炭水化物のエネルギーは1g当たり約4Kcal |
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脂肪の種類(動物性や植物性、魚か肉)かによって
体に及ぼす影響も異なります。
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右記の記載は、厚生労働省 2010年度版
「日本人の食事の摂取基準」からの抜粋です。 |
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