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気になるコレステロール

  2-1 コレステロール  (cholesterol)
   コレステロール (cholesterol) は、ステロイドに分類される有機化合物の一種です。(分子式 C27H46O)
。室温で単離された場合は 白色~微黄色の固体の状態で存在します。
名称は胆石からコレステロールの固体を初めて同定した際、ギリシア語の chole- (胆汁)と stereos (固体)
から名付けられました。加えて化学構造がアルコール体であるため、化学命名接尾辞 "-ol" が付けられ、
「コレステロール」という名がつけられました。
   <善玉/悪玉コレステロール>  ~ コレステロールの存在は悪か?
   <善玉>HDLコレステロール~余分なコレステロールを体の組織から回収する働きがあります。
,<悪玉>LDLコレステロール~作られたコレステロールを体の組織に運ぶ働きがあります。
  2-2 脂質異常症 (以前は「高脂血症」と呼ばれていました)
  脂質異常症とは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が過剰な状態または
HDL(善玉)コレステロールが少ない状態を言います。悪玉であるLDLコレステロールは、血管に蓄積し、
血管を痛め、動脈硬化を進行させる働きがあり、注意が必要です。
  脂質異常症の診断基準(空腹時)
 病名  異常値 正常値(検査基準値) 
 高LDLコレステロール血症
悪玉コレステロールが高い状態)
 140 mg/dl以上 70-139 mg/dl
 高LDLコレステロール血症
善玉コレステロールが少ない状態)
 40 mg/dl未満  40-    mg/dl
高トリグリセライド血症 
血液に中性脂肪が多い状態)
150 mg/dl以上  30-149 mg/dl
                                                   日本動脈硬化学会 等
     
    上記の基準は、本来は性別や年齢やよって考慮されなければならない事から、2014年以降は
異常値の基準を見直しをする動きがあります。
     
       
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