間違いだらけの 健康食品 (カロテノイド)

カロテノイドとビタミンA 〜その1
  ビタミンへの変換

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カロテノイドとビタミンA   
   カロテノイド (carotenoid:別名 カロチノイド) は天然に存在する色素で、長鎖ポリエン(化学式C40H56)構造を持つ化合物を指します。大きく分けると酸素を含まない炭化水素化合物であるカロテンと、酸素化合含有物であるキサントフィルに大別されます。ほとんどのカロテノイドに強い抗酸化作用があります。
 食物として摂取したカロテノイドの多くは、体内で酵素によってビタミンAに変換され、ビタミンA作用を発揮します。 基本的に疎水性のため、脂質と一緒に取ると効果的です。 → カロテノイドの吸収
   <カロテノイドの特徴>
・ 疎水性が高い
・ 光、酵素、酸、高温に対して不安定
カロテン 類
    酸素分子を含まないカロテノイドをカロテン類と呼ばれます。 β-カロテンやリコピンなどが有名です。
  ○ リコぺン
   リコペンは、トマトやスイカなど比較的限られた食品に含まれるカロテンです。酸素消去活性がカロテノイドの中で最も強いため、抗酸化力の強いカロテノイドとして、今注目されています。抗酸化力により酸化ストレスを抑制することによって、がん予防や心血管疾患予防に期待されています。
キサントフィル類
   酸素分子を含むカルテノイドはキサントフィル類と呼ばれます。 魚介類の赤色色素であるアスタキサンチンや、ルティンなどが有名です。
 カロテノイドの吸収
   カロテノイドは疎水性が高いため、体に吸収するには油脂分と共に食するのが望ましいです。 アボカドは油脂分が豊富な食物なので、カロテノイドの多い野菜と共に食べる事は理想的です。
  カロテノイドの過剰摂取の悪作用 
    代表的なカロテノイドであるβーカロテンなどは、必要に応じてビタミンAに変換されるため、ビタミンAとして過剰摂取の心配はありません。 一般的にカロテノイドは人体には害がないとされ、生体内でも有害物と判断されないため、体外に排除する機能は働きません。 しかしながら、一部の研究では多量の摂取は、皮膚の変色やがんの促進などを引き起こす可能性があるとされます。 サプリメントなどによる大量摂取は絶対に避けるべきです。
 
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