油(脂肪酸)も健康ブームの犠牲に・・・ |
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「植物油は体に良い」「○○油で健康維持を!」・・・以前は健康の大敵と思われていた油も、健康ブームの影響を
受けています。確かに、体に優しい油も多いのですが・・・ |
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取り過ぎは・・ |
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「オレイン酸を取ろう」
一部の健康食品を販売するメーカーで摂取を勧めています。
もともと、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が含まれるωー9脂肪酸は、必須アミノ酸ではありません。
必要量が体内で合成されますので、積極的に油から摂取する必要はありません。むしろ、過剰に取りすぎると心筋梗塞の恐れなど、逆に健康面に悪影響を及ぼす恐れがあります。
特定の油を多く摂取しようと勧める宣伝がありますが、偏りすぎる摂取に良い事はないのです。 |
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脂肪酸の摂取バランス |
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植物油は体に良いので多くとっても大丈夫・・・
しかし、
★★ ω-6食用油の取りすぎで、鬱病にかかりやすくなる ★★
近年の研究によれば、ω-3系の植物油に対して極端に多く摂取すると、うつ病に掛かる可能性が高くなるという報告があります。
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(ω-6)n-6系と(ω-3)n-3系脂肪酸バランスと健康・・・序 |
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n-6系とn-3系の多価不飽和脂肪酸は人の細胞では相互に変換する事はできません。それぞれ必須脂肪酸として独自の生理作用を持ちます。
健康維持・増進、病気の予防のためには、日常の生活での必須脂肪酸の 摂取と共に、摂取量のバランスも大事です。
日本人の食事から摂取される平均的な割合は n-6系 : n-3系 = 4 :1 です。若年層になるほど n-6系の 摂取量はさらに増加し、上記で述べたような 鬱病等のリスクが高くなります。
次の項目では、摂取のバランスについて詳しく考えます。 |
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