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肥満と病気
2-1 肥満の危険性  
   体重が増え、肥満の状態になると様々な病気を併発するリスクが高まることがわかっています。これは、体脂肪を蓄積しすぎると、体に様々な負担がかかるからです。
 調査では、肥満の人は標準体重の人に比べて約5倍もの効率で糖尿病になりやすい統計が出ています。高血圧症は約3.5倍、心臓病は約2倍です。
太っている人は体重での重力負荷がかかるので関節の障害も標準体重の人の
約1.5倍の人が発症しています。 
 → 1-1 肥満とは  
日本肥満学会では「肥満症」という概念が導入されています。
BMI()≧25 で判定した肥満に対して、肥満に起因した合併症が発症している場合や、内臓肥満型の肥満である場合に、
「肥満症」と判断します。肥満症は「生活習慣病」の発症リスクが飛躍的に高くなるのです。

次に肥満の種類を分類しました。
  

内臓脂肪型肥満  危険な肥満
おなかの内臓のまわりに脂肪がたまるタイプの肥満です。
上半身に多く脂肪がつくため、リンゴ型肥満とも呼ばれています。
このタイプは、生活習慣病にかかりやすいタイプで、肥満度が進行すると、深刻な病気にかかる可能性があります。
  
 ○

 皮膚脂肪型肥満
 皮膚の下ににある組織に脂肪がたまるタイプの肥満です。おしりから太ももにかけての下半身に多く脂肪がつくため、洋ナシ型肥満とも呼ばれています。
  
 下半身肥満型
 もう一つ紹介するのは、俗に言う「下半身デブ」タイプです。
女性で多く見られるのが、上半身は痩せて胸も小さいのに、下半身の太もも・脚は太いというタイプです。
 理由は大きく分けて3つあります。
@ むくみ(水)太り
 足のむくみの原因は、疲れや冷えからくる血行不良が主な原因です。
 リンパ・マッサージ等が良いとも言われていますが、食生活も大事です。薬膳(料理)でも改善する方法が
 あります。
A 脂肪太り
  下半身は脂肪が付きやすい箇所です。ここでも述べていますが、脂肪の合成の過程で
 脂肪細胞ひとつひとつが大きくなってしまいます。まさにこの「食事と健康」での書かれている事を、参考にして
 頂ければと思います。
B 筋肉太り
  スポーツ等で筋肉が付きすぎてしまった場合です。
  解消は、食生活と運動です。運動は短時間に負荷を掛ける運動よりも、ウォーキングの ような長時間で
  ゆっくり続けるような運動が効果的です。
      (追記予定です)  
 
 「痩せすぎ」の問題
 太りすぎ(肥満)とは対照的に、BM I 値18以下の痩せすぎの人が多くなりこれも問題になっています。
 痩せすぎる事が美しいと思う風潮があるのです。
 しかし、痩せすぎも病気になるリスクを負います。第一に栄養バランスの低下による抵抗力の低下。
 そして、肌や骨などの障害。拒食症などのメンタル面の発症などです。

 
 
         
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 肥満と健康・食生活 [目次]   
 1.肥満とは 1) 肥満の定義 2) エネルギーの摂取
3) 肥満と遺伝 4) 脂肪細胞 <インスリンと肥満>
 2.肥満と病気  1) 肥満の危険性 肥満 病気
肥満 病気 4) アディポサイトカイン 5) 病気のリスク改善
 3.食事療法 1) 食事とカロリー 2) 五大栄養素
3) 肥満と健康と栄養素 健康づくりのための       食生活 肥満防止のための      食事療法
 4.運動療法  5) 運動療法の必要性 2) 運動療法のポイント
  3) 食事と運動  
5.ダイエット計画 1) 間違ったダイエット 2) ストレスを溜めずに
  3) 食生活の計画性  

 
食事と健康
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 2013年6月
     

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