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健康食品ブーム・・栄養素の取り過ぎは体に良いのか?

 健康ブームもあり、体に良い食品を食べようという人が増えています。
 健康食品として色々な効能をうたう商品も多く、多くの人がその効能を期待して食しています。
 「ビタミンCがレモン○個分!」とか 「大豆フラボンが他の商品の3倍!」など、多量に取得できることを強調して
いる文言も見受けられます。
  しかし、栄養分の取りすぎは、逆効果になる場合もあるのです。
 
栄養源   良い効能(取る目的) 過剰摂取 過剰摂取の影響 加重摂取量 
ビタミン
類 
水溶性ビ


ン  
ビタミンC
 
体の酸化を防止  多く取った分は尿で排出されるので体に悪影響はないが、必要量以上摂取しても蓄積できないので意味がないです。  
 ビタミン B1
ビタミン B2
 アミノ酸、脂質、炭水化物(特にB1)
の代謝に関与します。
水溶性ビタミンなので 
過剰症の報告は無い。
         
         
脂溶性ビタ
ミン 
 ビタミンA類  皮膚や髪、視力等の健康を保つ。
感染抵抗力を付ける。
×  皮膚乾燥、無気力、眼球乾燥、食欲不振、吐き気、脱毛etc   
 ビタミンD  カルシウムの吸収を助ける。
代謝にも関与。
× 高カルシウム血症、腎障害(多尿)、
石灰沈着 
 
 ビタミンE  体の酸化を防止 ×  骨粗鬆症  
 ビタミンK 血液凝固や骨のカルシウムの定着作用。  溶血性貧血の可能性   
脂質  ω-6不飽和脂肪酸
 (主に植物油) 
 脳の働きを良くする。  △  ω-3不飽和脂肪酸との摂取比において、うつ病の危険性があると報告されています。  
  ω-3不飽和脂肪酸
 (主に魚の油) 
脳の働きを良くする。
該当する脂肪酸の一つ、ドコサヘキサエン酸(DHA)は、脳に含まれる脂肪酸の主成分。
 ○ 近年の研究では、ある程度バランスの良い
油種の取得が必要とされています。
 
たんぱく質   大豆イソフラボン
(納豆・豆腐など大豆食品)
女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きがあるとされ、更年期障害による症状の予防や改善、動脈硬化の予防効果、骨粗鬆症の予防効果。乳がん・前立腺がんの予防効果などといったことが効能として期待されます。  通常の大豆製品取得量では影響を受けないとされていますが、サプリメント等で多量に取得した場合、
 女性のホルモンに影響をあたえる可能性があります。
150mg/1日・大豆製品
(50g納豆で4個
豆腐で約700g) 
         
         
 ミネラル          
           
   
   
   

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