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ストレスを軽減させる食事 薬膳から考える・・ |
8−3 ストレスに良い食材 | |||||||||||||||
ストレスを過剰に持つ事は、体の免疫力を低下させ、あらゆる病気の原因にもなります。 ストレスはその原因となる出来事(仕事やプライベートetc・・・)を前向きに改善させなければ解消しずらく、難しい問題ですが、そのストレスを食事から少しでも減少させるために、ここでは「薬膳」の世界から考えていきたい と思います。 |
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中医学と薬膳の世界は密接に結びついています。中医学で「鬱(うつ)」とはストレスによる病気の総称です。 抑鬱、情緒不安定、不眠、神経症、更年期のヒステリーなどが挙げられます。体の変化では、のどの異物感やわき腹を張るような痛みなども症状として現れます。 |
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● | ストレス怒りなどよる精神的不安定状態。<肝気の流れが悪い(肝気鬱血かんきうっけつ)> | ||||||||||||||
○症状 ・心が晴れず うつうつとする。落ち着かない、よくため息を吐く。 ・わき腹が張るような痛み、胃部のつかえた感じ。 ・その他には、ゲップや無月経。 ○改善に良い食材 薬膳では「肝」に帰経*する食材を用います。
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● | イライラ肝を伴う鬱の状態。<肝火が肝の経路に従って上昇(気鬱化火(きうつかか)> | ||||||||||||||
○症状 ・せっかちで怒りっぽい。 ・脇の張りや痛みと胸部の閉塞感。 ・酸っぱいものがこみ上げてくる。 口が乾く。 ・その他には、便秘や頭痛。耳鳴り、目が赤い、顔面が赤い。 ○改善に良い食材 肝の動きを改善する食材、気のめぐりを良くする食材を用います。
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● | 消化の働きを阻害し、痰を形成する。<気が滞り水分代謝が低下する(気滞痰鬱(きたいたんうつ)> | ||||||||||||||
○症状 ・飲食と関係なく喉に何かが詰まっているように感じる状態。 ・胸の圧迫感と閉塞感、脇の張りや痛み。。 ○改善に良い食材 気を正常に巡らせ機能を回復させ、痰を取り除く効果のある食材を用います。
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● | 心配事から、心身不安定な状態になる。<心の気と血が消耗し心神が養われない(心神失養(しんしんしつよう)> | ||||||||||||||
○症状 ・ぼーっとしていて、時々あくびをする。 ・情緒が不安定、悲しみ、よく泣く ◇ 女性に多く見られるヒステリーや更年期障害を含む症状です。 ○改善に良い食材 心を養い精神を安定させる(養心安神)食材を用います。
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● | 長い期間のストレスで消化機能が低下。<消化吸収運搬機能の低下でが養われない(心脾両虚(しんぴりょうきょ)> | ||||||||||||||
○症状と改善 ・めまい、動悸、全身疲労、顔色が悪い。 ・くよくよと思い悩む、よく眠れない、物忘れをよくする。 ・食欲不振、軟便、頭が重い。 ○改善に良い食材 消化機能を健康に、血の不足を補う食材を用います。
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● | 鬱が続く事による体温上昇。<火邪が肝腎(の陰)を損傷し虚熱が発生(陰虚火旺(いんきょかおう)> | ||||||||||||||
○症状 ・めまい、動悸、不眠。 ・イライラして怒りっぽい。 ・腰や膝がだるい。 ・月経不順。 ○改善に良い食材 心を鎮めて精神状態を安定させる食材を用います。
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