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コレステロールの懸念・・病気

 1-2 高コレステロール血症とは   
  血中の総コレステロール値が上昇する病態で、(主に)低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールが
悪さ
をする。
コレステロールは、生命維持に欠かすことのできないものであるが、多すぎると、動脈硬化が進み、
脳血管障害虚血性心疾患の原因になる。   
  <高コレステロール血症になる原因は・・> 
 コレステロール値を下げるには・・・  
 <方法1> コレステロールを多く含んでいる食品は取らない  
   昔から医者からも良く言われる指導です・・・「コレステロールを含んでいる食品は避けること」
とは言っても、コレステロールを多く含む鳥獣肉食を
取らない食生活というのも現実的には難しいもの。
ましてや、卵など、体に必要な重要栄養源のものはコレステロールを多く含んでいる・・
意識をすることは必要でも、これだけでコレステロール値を下げるのは無理だとも思います。
 
 方法1と共に意識的に行わなければならない方法は・・ 
 <方法2> コレステロールを下げてくれる食品を食べる
 
  コレステロールの吸収を抑える食品をとる。
一つには、「食物繊維」があります。
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。
コレステロールを下げるには、水溶性食物繊維(SDF)が効果的です。

●水溶性食物繊維(SDF)
熟した果物などに多く含まれています。食後の血糖値の上昇を防いだり、コレステロールの吸収を抑えたりする効果があります。

●不溶性食物繊維(IDF)
野菜や穀類、豆類などに含まれています。大腸の働きを促しますので、便秘解消には、この不溶性食物繊維を多くとると効果的です。

SDFは食物コレステロールの吸収を抑えますので、 果物をたくさん食べることが望ましいのです。




最近の研究では「大豆」「玉葱」なども悪玉コレステロールを下げるという報告もされています。
 
   
   
   
     
 <方法3> 肝臓機能を高めてくれる食品を食べる 
   実は、コレステロールは食物より肝臓など体内で合成される量の方が多いのです。(おおよそ、食品:体内 = 7 : 3 )
この体内合成量が調節できない「代謝不全」がコレステロールを上げてしまいます。
だから、体が適正なコレステロール合成をするには、肝臓機能を高めることも必要なのです。
肝臓機能を高める主な食品は・・・・
アミノ酸の一種で、魚介類に多く含まれている「タウリン」は肝臓で胆汁酸の分泌を促進する働きがあるので、コレステロールの
分解を促し、値を低下させます。また、血圧を正常に保ち、心臓や肝臓の機能を高め、インスリンの分泌を促して血糖値を下げたり、アルコールの過度の摂取による肝機能の低下も予防します。 
   
タウリンを多く含む
食品 
 帆立貝、まぐろ、たこ、かに、いか・・・等 
     
     

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