クコの実 とは |
クコは中国原産のナス科の落葉低木です。実を枸杞子(クコシ)と呼んでいます。食用や薬用に利用される外来種で、夏にナスに似た花が咲き、秋には小さな赤い実をたくさんつけます。
古くから高い滋養強壮効果が認められ、中国ではほとんどの薬用酒にクコの実が入っています。目にもよいと言われています。
実には、血圧や血糖の低下作用、血中脂質濃度低下作用などがあるとされます。さらに、精神が萎えているのを強壮する作用もあるとされています。
葉を枸杞葉(クコヨウ)と言い、クコ茶として飲まれることがあり、血圧の低下作用があります。 |
有効
成分
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実 |
βカロチン
ゼアキサンチン |
ゼアキサンチンは、目の網膜にも存在するカロテノイドで、目に良いのではないかと考えられています。 |
ベタイン
(アミノ酸) |
高脂血症や肝機能の改善に効果があるベタインが含まれています。 |
リノレン酸 |
不飽和脂肪酸のリノレン酸は心血管疾患のリスクが軽減などの効果が期待されるとの報告があります。 |
葉 |
カリウム |
高血圧の予防が期待されます。 |
ルチン |
ルチンはフラボノイドの一種です。毛細血管を強化し血圧の低下・安定に作用します。
抗酸化力もあり、酸化を妨げビタミンCの吸収力を助けます。
ビタミンPとも呼ばれるが、ビタミン様成分であり、ビタミンには属していません。 |
注意点 |
妊娠中・授乳中の経口摂取は危険である可能性があるとされます。 |